【無人ミニシャトル】翼のない有翼宇宙船「IXV」

宇宙
02 /14 2015
先日12日、欧州宇宙機関ESAがヴェガロケット(VV04)により打ち上げた小さなスペースシャトルこと、小型の無人スペースプレーン「IXV」の飛行が見事成功しました!

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(Credit:ESA)

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▲ヴェガロケット(VV04)の打ち上げ(Credit:ESA/Arianespace)

「IXV」は往還機ですが、有翼機でありながら翼が無いという特徴的な宇宙船ででもあります。「IXV」について少しご紹介したいと思います。

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【宇宙】小惑星探査機「はやぶさ2」打ち上げ成功!

宇宙
12 /10 2014
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この度は本当におめでとうざいます!

H-IIAロケット26号機の打ち上げ、ネット中継にて拝見いたしましたが大変見事でしたね。
カウントダウンの最中は本当にドキドキでした。

自動カウントダウンシーケンスがどうのこうのとアナウンスを聞きながら、子供かっていうくらいソワソワしてました。
「はやぶさ」初号機が帰還してから4年あまり。ついに待ちわびた「はやぶさ2」があと数十秒で旅立つかと思うと感無量でした。

カウントゼロでSRB-Aの白煙を上げながら力強く上昇していくH-IIAは頼もしかったです。雲間を突き抜け、これから地球から離れていくんだなあとしんみり思っておりました。

初号機の帰還では自分でもびっくりするくらい泣いてしまっていたのを覚えております。「はやぶさ」は科学技術に大きな貢献をした機体ですが、感動やら何やらと個人的に「はやぶさ」から得たものもたくさんあったなあと。「はやぶさ」がキッカケで色んな方々と知り合ったりもしたり。

また、今回の打ち上げでは昨年宇宙研にお贈りした大漁旗の手旗を多くの方に振って頂き、とても嬉しかったです。本当にありがとうございました。日本全国で様々な方々が旗を作って振ってくださってるのをツイッターで拝見いたしました。「はやぶさ2」や関係者の方々、宇宙開発全体の応援にちょっとでもなれば嬉しいです。

そして「はやぶさ2」と一緒に打ち上げられた小型副衛星たちも元気でなによりです!そして緊張の第二回着火を行ったH-IIAの二段目共々惑星間空間へ…

これから2018年の到着と2020年の帰還を目指して「はやぶさ2」は飛んでいくわけですが今後とも応援し続けていきます(*´∀`*)

こちらのサイトで、稚拙ながら探査機の機体やミッションの解説をしておりますのでよろしければご覧くださいませ。
http://spacenuclear.jp/spacecrafts/hayabusa2.html

はやぶさ2の大漁旗が新聞に掲載されました!

宇宙
11 /18 2014
写真 (11)

遅ればせながら、今月7日の毎日新聞夕刊に大漁旗を掲載して頂きました(∩´∀`)∩

以前に記者の方から取材を受けさせて頂いていたのですが、一面のカラー記事だとは思ってもみませんでした。新聞を買いに行った駅の売店で初っ端から記事が目に入ることになって一瞬固まってしまったものです。中々現実感がありません。

新聞でも掲載して頂いた、「はやぶさ2」応援の大漁旗ですが、こちらからダウンロードして頂けます。

「はやぶさ2」応援!

手旗サイズにできますので「はやぶさ2」打ち上げのパブリックビューイングなどで振って頂けたら幸いです☆
他にも「はやぶさ2」の解説や、応援イラストの配布なども行なっておりますので是非!

写真 (12)

こんな感じで手旗にして頂ければと思います(∩´∀`)∩

★ホームページができました★

宇宙
10 /04 2014
個人サイトなんて何年ぶりでしょうか…

宇宙と原子力をテーマにしたサイトを作ってみました★

宇宙と原子力のファンサイト
Space&Nuclear


「はやぶさ2」や高速増殖炉など、このブログに掲載した内容に加えて、色んな解説ができればと思います。

内容もまだ少ないですがまったり増やしていければと思っております。

稚拙ではありますがご覧頂ければ幸いです(・ω・)ノ




小惑星探査機「はやぶさ」帰還からの時間と、「はやぶさ2」打ち上げまでの時間を刻むタイマーとかもつくってみました(๑´∀`๑)

小惑星探査機「はやぶさ2」解説



…個人サイト…昔は何かMIDIが流れ出すやつとか、なりチャとか、BBSとか、カウンターとキリ番とか色々やっとりましたよね…

【太陽系紀行】彗星探査機「ロゼッタ」が見た太陽系

宇宙
09 /17 2014
現在、チュリモフ・ゲラシメンコ彗星を周回し、着陸機フィラエの投下地点を探している欧州宇宙機関(ESA)の彗星探査機「ロゼッタ」。

2004年に打ち上げられてから、今年2014年にチュリモフ・ゲラシメンコ彗星に到着するまでの10年の間に、スィングバイと呼ばれる惑星の重力を利用した加速と方向転換を繰り返してきました。

地球、火星、地球でもう一度、その後小惑星シュテインスに接近、地球でさらにもう一度、小惑星ルテティアに接近して木星軌道近くまで行って冬眠し、チュリモフ・ゲラシメンコ彗星に到着したのです。

地球で3回、火星で1回、そしてその間に居た小惑星2つを観測して、彗星に到着したというわけです。

惑星探査機はこのように何度も惑星を渡り歩きながら観測を行ったりするのです。

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▲これは着陸機の「フィラエ」に搭載されたCIVAと呼ばれるカメラで撮影された写真です。太陽電池パドルの向こうにチュリモフゲラシメンコ彗星が見えます。

Stunning_image_of_Rosetta_above_Mars_taken_by_the_Philae_lander_camera.jpg

▲そしてこちらは7年前に火星をスィングバイした時に上の写真と同じアングルで撮影された火星です。可動式の太陽電池パドルがそれぞれちゃんと「昼」の方向、つまりちゃんと太陽を指向してることがわかる写真でもあります。

こうして同じアングルで、探査機と共にそれぞれ違う天体が写っているというのは貴重な写真です。太陽系を旅する車窓を眺めているような気分にさせてくれます。

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今井智大原子力

いまいともひろです。

偉大なる88年生まれ
偉大なる三重県出身 偉大なる東京都在住
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