アメリカの小型核弾頭「W30」の開発

その他
04 /11 2015
核出力5キロトンのW30核弾頭は、RIM-8「タロス」艦対空ミサイルや、戦術核爆破資材「TADM」で用いられました。W30はロスアラモス科学研究所(現在のロスアラモス国立研究所)で開発されました。直径が55センチ程度の対空ミサイルに搭載できるよう、小型の設計になっているのが特徴です。

RIM-8_Talos_Test_Firing.jpg
▲RIM-8「タロス」艦対空ミサイル

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アメリカの核弾頭搭載の艦対空ミサイル

その他
04 /08 2015
艦載兵器の一つ、艦対空ミサイルは自艦や艦隊を防空するための装備です。

その中でもアメリカで開発された核弾頭を搭載する3つをご紹介したいと思います。

RIM-8B「タロス」
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(Credit:US NAVY)
アメリカはかつて、この長距離用のタロス、中距離用のテリア、短距離用のターターの3種類の艦対空ミサイルを開発していました。長距離で敵爆撃機等を撃墜することを目指したタロスは通常弾頭型の他、核出力2~5キロトンのW30核弾頭を搭載した長距離射程ミサイルです。誘導方式はビームライディング誘導で、射程は92kmでした。


RIM-2D 「テリア(BT-3A/N)」
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(Credit:US NAVY)
テリアは3Tミサイルのうち中距離射程の防空を担うミサイルとして開発されましたが、タロスと比べてシステムが比較的軽量である事などから使いやすく、多くの艦に搭載されたミサイルシステムです。
テリアは初期型のビームライディング誘導・中翼操舵のBWシリーズ、中期型のビームライディング誘導・後翼操舵のBTシリーズ、後期型のセミアクティブレーダー誘導・後翼誘導のHTシリーズと主に3種類のタイプが開発されてきました。その中でも中期型のBTシリーズのうち、BT-3Aと呼ばれたテリアが核出力1キロトンのW45核弾頭を搭載可能で、射程は58kmでした。
W45bullpup.jpg
▲W45核弾頭。中型核爆破資材(MADM)やAGM-12ブルパップ空対地ミサイル等にも使用された弾頭です。


RIM-67C 「スタンダード(SM-2/N)」
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(Credit:US NAVY)
こちらは計画のみのミサイルです。スタンダードミサイルは3Tミサイルのうち、テリアとターターを統合して代替するミサイルとして開発されました。SM-2はイージス艦に搭載される対空ミサイルであり、現在も多くが現役の第一線で活躍しています。
そのスタンダードミサイルにおいても1980年代には核出力1~2キロトンのW81核弾頭を搭載したSM-2(N)が検討されていました。スタンダードミサイルには中射程型のSM-2MRと、長射程型のSM-2ERの2タイプがあり、核弾頭搭載型のSM-2(N)は長射程型のSM-2ERへの搭載が検討されていました。射程は120kmです。

W81.jpg
▲W81核弾頭(Credit:LANL) 現在でも運用されているB61戦術核のプライマリ部分を利用しています。

ともにゃん

宇宙開発や原子力が大好きな魔法少女(文系成人男子)です。同人サークル「東方旅客鉄道」「隙間科学研究所」の中の人。絵描いたり同人誌書いたり。たまに女装コスプレイヤー。 人工衛星・宇宙探査機/原子炉・原子力電池/核兵器・軍事(現代兵器)/ゴスロリ女装/自作PC/まどマギ/東方/無線/バイク/鉄道/創作など。日本原子力学会員

88年生まれ
三重県出身 東京都在住

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