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【宇宙】地球観測衛星のデータ記録装置

宇宙
02 /11 2012
地球観測衛星は高性能なセンサを使い、その観測データを地上に送り届けます。そのデータ量は膨大なものとなり、大容量の記録装置が必要とされます。

地球観測衛星のデータストレージ(記録装置)としてはJERS-1「ふよう」や、ADEOS「みどり」では磁気テープレコーダだったのに対して、ADEOS-II「みどりII」ではNASDAが開発した光磁気ディスクレコーダ「ODR」が搭載されました。

資料はこちら。
搭載型光ディスクデータレコーダの研究について(NASDA/レーザ・レーダ研究会)

さらにその後継のALOS「だいち」では、「PRISM」や「AVNIR-2」といった機器類のミッションデータ処理系のサブシステムとして、データ記録・再生部「MDR」が組み込まれています。半導体記録媒体としてはフラッシュメモリ(EEPROM)ではなく、SDRAMとなってます。

ALOS「だいち」のデータ記録・再生部「MDR」は観測データの記録用の「HSSR」、ミッションデータ記録用の「LSSR」の2種類の半導体データレコーダから成っていました。HSSRは96GBの容量で4つのパーティション(論理ドライブ)を持ち、通常観測2つ、災害観測2つに割り当てられていました。

資料はこちら。
地球観測データ利用ハンドブック −ALOS 編−(JAXA/地球観測センター)

先の「みどりII」に搭載されたODRの資料では「半導体メモリで数十GBの要求容量を達成する事は現状不可能」と書かれていたけれども、「だいち」の時点ではばっちり半導体メモリになってる。技術の進歩ってやつですね…

よく「だいち」が緊急観測を行いましたというのがありましたが、通常の観測と異なる準リアルタイムでの観測の為に設けられたメモリのパーティションに記録することで実現していました。「だいち」が災害観測のミッションを持っていたことの一つの現われですね…。

SDRAMは身近な所ですとパソコンのメモリとして使われたりするアレです。電源切るとデータおじゃんです。USEFが打ち上げ予定の小型地球観測衛星ASNAROではこれに代わってUSBメモリでおなじみのフラッシュメモリ(EEPROM)を使うことで小型化、省電力化を実現するとあります。

テープから光ディスク、そしてSDRAMにフラッシュメモリと宇宙機の記録媒体も進歩しているのでございます。
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ともにゃん

宇宙開発や原子力が大好きな魔法少女(文系成人男子)です。同人サークル「東方旅客鉄道」「隙間科学研究所」の中の人。絵描いたり同人誌書いたり。たまに女装コスプレイヤー。 人工衛星・宇宙探査機/原子炉・原子力電池/核兵器・軍事(現代兵器)/ゴスロリ女装/自作PC/まどマギ/東方/無線/バイク/鉄道/創作など。日本原子力学会員

88年生まれ
三重県出身 東京都在住

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