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【太陽系紀行】彗星探査機「ロゼッタ」が見た太陽系

宇宙
09 /17 2014
現在、チュリモフ・ゲラシメンコ彗星を周回し、着陸機フィラエの投下地点を探している欧州宇宙機関(ESA)の彗星探査機「ロゼッタ」。

2004年に打ち上げられてから、今年2014年にチュリモフ・ゲラシメンコ彗星に到着するまでの10年の間に、スィングバイと呼ばれる惑星の重力を利用した加速と方向転換を繰り返してきました。

地球、火星、地球でもう一度、その後小惑星シュテインスに接近、地球でさらにもう一度、小惑星ルテティアに接近して木星軌道近くまで行って冬眠し、チュリモフ・ゲラシメンコ彗星に到着したのです。

地球で3回、火星で1回、そしてその間に居た小惑星2つを観測して、彗星に到着したというわけです。

惑星探査機はこのように何度も惑星を渡り歩きながら観測を行ったりするのです。

Rosetta_mission_selfie_at_comet.png

▲これは着陸機の「フィラエ」に搭載されたCIVAと呼ばれるカメラで撮影された写真です。太陽電池パドルの向こうにチュリモフゲラシメンコ彗星が見えます。

Stunning_image_of_Rosetta_above_Mars_taken_by_the_Philae_lander_camera.jpg

▲そしてこちらは7年前に火星をスィングバイした時に上の写真と同じアングルで撮影された火星です。可動式の太陽電池パドルがそれぞれちゃんと「昼」の方向、つまりちゃんと太陽を指向してることがわかる写真でもあります。

こうして同じアングルで、探査機と共にそれぞれ違う天体が写っているというのは貴重な写真です。太陽系を旅する車窓を眺めているような気分にさせてくれます。
True-colour_image_of_Mars_seen_by_OSIRIS.jpg

▲2007年2月25日の火星スィングバイの時に「OSIRIS」というマルチバンド分光カメラで撮影された火星です。これはトゥルーカラーと呼ばれる直接肉眼で見た時に近い色で出力されている写真です。まさに赤い星ですね。

Earth_s_true_colours_node_full_image_2.jpg

▲2007年11月13日の2度目の地球スィングバイの時に、上記の火星の写真と同じく「OSIRIS」カメラで撮影された地球です。これもトゥルーカラーなので、実際見に行くとこんな感じに見えるはずです。美しい青い星です。

OSIRIS_view_of_Earth_by_night.jpg

▲上記の地球スィングバイの際に撮影された「夜の地球」。上記の写真を撮影した位置から夜の部分へ移動してから撮影されたものです。街の灯もみえます。

2005 Moonrise_over_Earth_node_full_image_2

▲2005年3月4日の1度目の地球スィンバイで撮影された、「地球と月」。

First_view_as_Rosetta_approaches_home_node_full_image_2.png

▲2009年11月12日の3度目の地球スィンバイで撮影された地球です。昼から夜にかけての青と黒のグラデーションがとても美しいです。

Steins-Rosetta.jpg

▲こちらは2008年9月5日に立ち寄った小惑星「シュテインス」。

Lutetia_and_Saturn.jpg

▲そしてこちらは2010年7月11日に立ち寄った小惑星「ルテティア」。奥にはなんと土星が見えます!

時系列はバラバラで紹介してしまいましたが、このように太陽系を10年にわたって色々旅して無事にチュリモフ・ゲラシメンコ彗星にたどり着いたのです。今後の活躍にも期待ですね!

(Image Credit:ESA)
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ともにゃん

宇宙開発や原子力が大好きな魔法少女(文系成人男子)です。同人サークル「東方旅客鉄道」「隙間科学研究所」の中の人。絵描いたり同人誌書いたり。たまに女装コスプレイヤー。 人工衛星・宇宙探査機/原子炉・原子力電池/核兵器・軍事(現代兵器)/ゴスロリ女装/自作PC/まどマギ/東方/無線/バイク/鉄道/創作など。日本原子力学会員

88年生まれ
三重県出身 東京都在住

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