ソ連の宇宙用原子炉「TOPAZ II」
原子力
▲「TOPAZ II」原子炉全体
ソ連が開発した宇宙用原子炉「TOPAZ II」
冷戦終結後はアメリカのニューメキシコに持ち込まれ、国際共同でNASAと共に熱電子発電システム等の試験が行われました。
「TOPAZ II」はセシウムの熱電子放出を利用した熱電子発電を行うのが特徴の一つであり、核燃料を装荷せず、電熱ヒータによる加熱でその試験を行ったようです。
以下は核燃料は装荷されてないものの、ソ連の宇宙用原子炉の細部がわかる貴重な写真です。

▲中心部にあるのが原子炉(Credit:NASA)

▲試験中の様子(Credit:NASA)

▲「TOPAZ II」炉心部。周囲にはベリリウム反射体の制御ドラムを配置。(Credit:NASA)

▲炉心部を分解し、試験用の熱電ヒータを取り付けている様子。実際はここに高濃縮ウランの核燃料が装荷される。(Credit:NASA)
出典:NASA Technical Reports Server (NTRS)
Thermionic Programs of the Early 1990s - TFEVP and Topaz International Program
http://ntrs.nasa.gov/search.jsp?R=20140016877
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